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痛風に良い成分

現在(2015年10月執筆)、分かっているプリン体の減少や尿酸値の低下が認められた、痛風によい栄養成分とそれらを含んだ食材を解説していきます。

成分効果
アンセリンいちじるしい尿酸値降下作用
血圧降下作用
抗炎症作用ほか
ケルセチン尿酸値上昇抑制
抗酸化作用
抗炎症作用ほか
ダイズサポニン肝機能障害改善
血糖値の上昇抑制
コレステロールや中性脂肪の低下ほか
デンシチン血糖値降下作用
肝機能強化機能
鎮痛作用ほか
ルチン血流改善効果
抗酸化作用
抗炎症作用ほか

アンセリン(β-アラニル-N-メチルヒスチジン)

アンセリン化学式

痛みを抑制する「キョートルフィン」や、抗疲労作用のある「バレニン」と同様、2つのアミノ酸が1つのペプチドで結合した[ジペプチド]の一種で、別名「β-アラニル-N-メチルヒスチジン」と呼ばれる成分です。


アンセリン摂取による効果

尿酸を分解して体外に排出する尿酸値降下作用が大変高く、焼津水産化学工業が行った臨床実験においても、摂取終了後2週間で摂取前と比べて尿酸値の有意な降下が見られています。

アンセリン摂取臨床実験グラフ
▲2つのグループがアンセリンカプセルと偽薬(プラセボ)をそれぞれ4週間摂取した結果

「尿酸値降下作用」以外にも、「抗疲労効果」「活性酸素消去能」「血圧降下作用」「抗炎症作用」が認められています。


アンセリンを豊富に含む食材

サメ マグロ
▲海洋生物に含まれるアンセリンは特に尿酸値降下作用が高い

海洋生物では、回遊魚であるカツオやマグロ、サメ、サケに含まれており、陸上生物では鳥の筋肉中に多く含まれている成分です。


ケルセチン(クェルセチン配糖体)

ケルセチン化学式

ケルセチンとは水溶性フラボノイドで、「ルチン」や「へスピリジン」といったビタミンPの一種である。

様々な健康効果があり、医療はもちろん、ダイエットやスキンケアなど、多くの分野でその関連商品を見つけることが出来る。


ケルセチン摂取による効果

プリン体の分解を抑制する作用があり、その結果尿酸の生成を防いで尿酸値の上昇を抑えます。
また高い抗酸化作用があり、それにより血液の流れをスムーズ(血液サラサラ効果)にし、抗炎症作用もあるため、痛風発作の痛みを緩和することも可能。

ケルセチン商品 ケルセチン商品 ケルセチン商品 ケルセチン商品
▲豊富な健康効果からサプリメントはもちろん、コーヒーや石鹸などの様々な関連商品が存在


ケルセチンを豊富に含む食材

ケッパー 玉ねぎ
▲玉ねぎの皮に、特に豊富に含まれるケルセチン

ケッパーや、モロヘイヤ、オプンティアなどに多く含まれるケルセチン。特に玉ねぎの皮には、白身部分に比べて約100倍ものケルセチンが含まれています。


ダイズサポニン(大豆サポニン)

ダイズサポニン化学式

その名の通り「大豆」に含まれる栄養素。
大豆の持つ、「苦味」や「えぐみ」そのもので、ダイズサポニンを表現するのに、たびたび「良薬口に苦し」のワードが散見される。
大豆を煮た際に出るあくや泡にも豊富に含まれているため、意識していないと摂取を避けてしまう栄養素の一つである。


ダイズサポニン摂取による効果

「肝機能障害改善」「血糖値の上昇抑制」「動脈硬化の予防」「コレステロールや中性脂肪の低下」など、痛風にはもちろん、減量を中心とした生活習慣病全般に大きな効果をもつ栄養成分である。

大豆サポニンの力
▲健康効果はもちろん減量効果が高いためダイエット関連商品に散見される


ダイズサポニンを豊富に含む食材

大豆
▲大豆の苦味やえぐみがダイズサポニンそのもの

文字通り「大豆(ダイズ)」に含まれている栄養素です。
しかし、注意しなくてはならないのは、大豆そのものにプリン体含有量が多いため、痛風を緩和するためには大豆そのものを多量に摂ることは避けなくてはなりません。
加減しながら、自身の食生活に摂り入れるか、生成されたサプリメントなどで摂取してください。


デンシチン(C5H8N2O5)

デンシチン化学式

アミノ酸の一種で、中国雲南省や広西省の限られた地域に生育するウコギ科の薬用植物「田七人参(デンシチニンジン)」に含まれる栄養素。


デンシチン摂取による効果

血液の流れをスムーズにして血糖値を下げる「血糖値降下作用」ほか、豊富なアミノ酸による「肝機能強化機能」、さらに痛風発作の痛みを抑える「鎮痛作用」にも対応。


デンシチンを豊富に含む食材

田七人参
▲他のニンジンとは有効成分が異なる田七人参

デンシチンは、その名の通り「田七人参」に含まれる成分です。
古くから薬草として利用される、健康効果の高い朝鮮人参(一般的に高麗人参と呼ばれる)や、竹節人参、ベトナム人参とは、有効成分である「サポニン」の成分の違いにより効果効能が異なります。


ルチン(Rutoside)

ルチン化学式

ケルセチン同様ポリフェノールの一種で、以前まで「ビタミンP」と呼ばれていた栄養成分。
1930年代に発見され、これまでもその健康効果の高さが数々の論文で発表されている。


ルチン摂取による効果

脳卒中や高血圧などの「生活習慣病の予防効果」や老化の原因となる「活性酸素の除去」、また「抗炎症効果」、「血流改善効果」は特に高い事で有名。
この様に様々な健康効果が見込めるため、美容やダイエット関連の商品も散見される。

ルチンサプリメント
▲その健康効果からサプリメントの種類も豊富

ルチンを豊富に含む食材

韃靼そば grapefruit
▲ルチンが豊富な食材として代表的なものは「韃靼蕎麦」

グループフルーツやトマト、みかん、オレンジなどにも含まれるが、代表的なルチンを豊富に含む食材は「そば」。
特に「韃靼そば」は他のそばの100倍ものルチンを含んでいる。

しかし、そばを茹で上げる際に水溶性であるルチンは溶け出してしまうため、しっかりと摂取するためには蕎麦湯として飲むのが最適。


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